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腰痛・両下肢痛・全身のだるさに悩む40代女性の症例

当院で施術を受けられて良くなられた方の症例です。
腰痛・両下肢痛・全身のだるさの改善例です。
腰痛にお困りの方は参考にしていただければ幸いです。

○来院された方:40代女性 自営業
○主な症状:腰痛・両下肢痛・全身のだるさ 倦怠感

来院までの経緯

この方は中学生の頃に初めてぎっくり腰になり、それ以降定期的に腰痛に悩まされて来ました。
約1年前に気胸により右肺の内視鏡手術で入院。退院後に安静にしていると、動けなくなるほどの強い腰痛にみまわれました。

以前も腰が痛くなることがあったものの持続的ではなく、今回のように常に痛い事はありませんでした。また痛みだけでなく全身のだるさや両足の痛みにも悩まされ、整形外科や内科を受診しても異常なしと診断されていました。そのような中で、インターネットの検索で当院を見つけてご連絡をいただきました。

来院時のお悩み

  • 腰痛
  • 両側の下肢痛
  • 全身のだるさ
  • 何をするにも気力が出ない

腰痛は常にあり、長時間の座った姿勢や寝ている姿勢で痛みが増強していました。両下肢痛は膝から下、足首〜踵を中心に、特に動き始めの時に痛みがある状態でした。整形外科を受診するもレントゲン検査では問題ないと診断され、内科で血液検査をしても特に問題はありませんでした。お仕事では体を動かす必要がありましたが、痛みで運動が怖くてできない状態に。肺の手術前までは行動派でしたが、今は何をするにも気力がなく億劫に。自信もなくなって何をやっても無駄だと感じられていました。

来院時のご本人の希望は

  • 腰の痛みをなんとかしたい
  • 以前のように体を動かせる状態になりたい

ということでした。

初回来院時の体の状態

立位での体のバランスは崩れ、上肢と下肢〜体幹のバランスがバラバラになり、骨盤の動きも左右で捻れた動きをしていました。また全身の体の流れの滞りや偏りが見られました。腰痛は常に感じており、以前スノーボードで転倒して痛めた左肩の痛みと可動域制限も認められました。

施術経過

初回

初回の施術では、全身の偏った流れや滞りが均質になるように施術を進めていきました。頭蓋骨の動きの異常や右の骨盤に対して施術を行い、左上腕骨〜上肢にかけて少しゆり動かすように揺動して体のバランスを改善させていきました。他にも左股関節(大腿動脈)や左腕(前腕骨間膜)の硬さもあり、そこを緩めていくように施術を行いました。

初回の終了後には左肩の可動域は改善し、ご本人は「なんか楽なような気がする・・・」といった感想でした。次回は1週間後の再診予定としました。

2回目

2回目来院時にも「腰が楽になった気がする」と話してくださいました。ですが痛みの程度は軽くなったものの、依然腰痛は続いており、下肢痛に関しては変化がない状態でした。来院時にはそんなに痛みはなく、常時あった腰痛も常にではなくなってきていると実感されていました。施術では、頭→左寛骨→仙尾関節と、組織が動きたがる方へ、楽な方へと追従して体が均質になるようにと進めていきました。

次回は1週間後の再診を提案しましたが、ご都合により4週間後に来院する予定となりました。

3回目〜4回目

3回目来院時は前回と同様に痛みを認めていました。治療後はかなり楽に過ごせていたようですが、前回の治療から2週間過ぎた頃から痛みが再発しました。やはり前回から4週間も開けずに1週後くらいに施術できればよかったのだろうと思います。4回目来院時にもまだ足の痛みは消えきっておらず腰も痛いと話されていましたが、施術終了し帰る際には、立位で靴下を履く動作ができるように。ご本人も「これができなかったのに今はできる!」と驚いておられました。

5回目

5回目に来院した際には、「前回の施術後はだいぶ良かった」と話されていました。それでも時間が経つと楽な状態から痛みは5割程度戻ってしまうとのことでしたが、痛みは初回来院時より随分楽になっています。施術終了時には股関節を曲げても腰の痛みはなく、「左肩の痛みもないに等しい」と感想を話してくださいました。

5回目終了以降から施術の間隔を2週間に一度に空けて治療を続けていきました。

6〜7回目

この頃から腰の痛みは気にならなくなってきました。足の痛みも違和感程度に。でも時々痛みが出たり、長時間座っていると動き出す際に足腰に不都合を感じていました。それでも常に腰痛があった状態だったのが、座位と臥位からの起き上がり動作以外は痛みなく過ごせるようになっています。体のだるさもまだ感じていますが、以前よりも随分よくなっているのを実感しています。「痛みを感じる時間は短くなっている」と感想を話してくださいました。7回目に来院した際には、「足は最近気にならない。そういえば左肩も全然痛くない!」と体の変化を実感していただけるまでに改善しています。

8〜10回目

この期間も「いい感じ。だいぶ楽です」とお話しされています。完全に痛みがゼロになったわけではありませんが、座位からの立ち上がり動作でも痛みは軽くなり、あっても腰がちょっと痛いくらいにまで改善しています。痛みがあっても動き出せばすぐに動けるようにまでよくなっています。

10回目終了以降は施術頻度を3週間に1回の間隔に空けて継続していきました。

11〜13回目

11〜13回目来院時には、来院されるたびに「すごく調子がいいです」「めちゃくちゃ調子いい」「体調むっちゃ良い!毎日ルンルンです」と、とても元気になられました。やる気も出てきており「ここまで調子いいのは凄い。前の自分に近づいている」と話してくださいました。腰痛はたまにあり全くゼロの状態ではないようですが、「足の痛みは一つもない」と良い状態を保っています。私生活も活動的になり、趣味の音楽も再開されていました。

以後4週間に1回の頻度で施術を続けています

院長より

この方の場合は、気胸による手術後の安静にしている間に腰痛・下肢痛、気力の低下を認めていました。良くなるまでに少し時間がかかってしまいましたが、6回目・7回目あたりから随分楽に過ごせるようになっています。治療期間を3週間に1回にした10回目くらいからは痛みだけでなく、気力も上がって随分元気になられました。趣味の音楽も再開することができて本当に嬉しく思います。

オステオパシーの施術は、体だけでなくメンタル面にも大きく影響を与えます。痛みだけでなく、心も元気に過ごせるように、今後もサポートさせていただきます。

同じように腰痛・下肢痛でお困りでしたら腰痛について詳しく書いたページも参考にしてください。