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首の痛みが軽減し、旅行や日常生活も楽に。80代女性の施術症例

来院までの経緯

今回ご紹介するのは、首すじから肩にかけての頚部痛に悩まれていた80代女性の症例です。

普段からパソコンを使用したデスクワークを長時間されることが多く、特に座った姿勢での作業が続くと、首すじから肩にかけて痛みが強くなるとのことでした。

首の痛みがつらいときには湿布を使用しながら過ごされていましたが、できれば痛みを気にすることなく、日常生活を送りたいという思いで来院されました。

来院時のお悩み

主な症状は、首すじから肩にかけての痛みと、首の周囲に感じるつっぱり感でした。

特に長時間のパソコン作業など、座った状態で同じ姿勢が続くと症状が強くなる傾向がありました。

また、普段から活動的に過ごされている一方で、たくさん歩いたときには足や肩に疲れを感じることもあったそうです。

年齢を重ねても、できるだけ身体の不調に左右されず、仕事や外出などの日常生活を続けていきたいというお気持ちがありました。

施術の経過

1回目の施術

初回は、痛みのある首や肩だけでなく、足関節から骨盤、胸郭、頭蓋にかけて身体全体の状態を確認しました。

オステオパシーでは、症状の現れている場所だけに注目するのではなく、身体の各部がどのような状態にあるのかを丁寧に評価していきます。

この日は、両足関節、尾骨、左側の胸郭と肩、頭蓋領域に対して施術を行いました。

施術後、左側の首を確認すると、それまで感じていた圧痛やつっぱり感がなくなっていました。

ご本人も、いつもなら押さえると痛みを感じる場所が、痛くなくなっていることに驚かれていました。

次回は1週間後に来院していただくことになりました。

2回目の施術(1週間後)

1週間後の来院時には、うれしいご報告がありました。

「たくさん歩いた割に、全然調子よかったです」

前回の施術後、泊まりがけで遠方へ出かける用事があり、3泊4日の間にかなりの距離を歩かれたそうです。

これまでであれば、たくさん歩いた後には足がひどく疲れ、肩にも疲労感が出ていたとのことでした。

ところが今回は、たくさん歩いてもこれまでのような疲れを感じず、帰宅後も休み込むことなく、洗濯などの家事を問題なく行うことができたそうです。

首の痛みも以前ほど気にならず、押したときの痛みは多少残っているものの、湿布を使わなくても大丈夫な状態になっていました。

そして、

「3泊4日の旅行をして、こんなの初めてです。体が軽くて、変わってしまっている感じ」

と、とても喜んでお話しくださいました。

この日は、骨盤や胸郭、頭蓋領域を中心に、身体全体のつながりやバランスを確認しながら施術を行いました。

首の痛みの変化に加えて、外出後の疲れ方にも大きな違いを感じていただけたことが印象的でした。

3回目の施術(1週間後)

3回目の来院までの間にも、午前中から夕方まで歩き続けるような、活動量の多い日があったそうです。

その後、2日間ほど身体の重さを感じたものの、症状が大きく悪化することはありませんでした。

無理をせず、少しゆっくりと過ごしているうちに徐々に調子が戻り、再び身体の軽い状態が続くようになったとのことでした。

また、この頃には首や肩以外にも変化を感じておられました。

「身体が軽いです。胃腸の調子もよくて、お通じが良くなりました」

とお話しくださいました。

当初のお悩みは頚部痛でしたが、ご本人は身体全体の調子にも良い変化を感じておられるようでした。

4回目の施術(2週間後)

4回目の来院までの間には、重い荷物を持ちながら一日中歩き回ることがあったそうです。

その日は肩に痛みを感じたものの、痛みが続いたのは1日だけでした。

以前のように疲れや痛みを長く引きずることはなく、その後は問題なく過ごせたとのことでした。

頚部痛については、すでにほとんど気にならない状態でした。

ただし、2週間ほど経過すると、首の周囲が少し硬くなってくるような感覚があるとお話しされていました。

また、胃腸の調子については、

「腸の調子はすごく良くなってきています」

と、引き続き良い状態を感じておられました。

症状が落ち着いてきたこともあり、次回は2〜3週間後を目安に来院していただくことになりました。

5回目の施術(3週間後)

前回から3週間空けての来院でした。

首や肩の状態は大きく悪くなっているわけではありませんでしたが、3週間ほど経過すると、少し以前の状態に戻るような感覚があったそうです。

とはいえ、我慢できないほどの痛みではなく、以前とは違う状態で過ごせていました。

この間に一度だけ、湿布を使いたいと感じることがあったとのことでした。

一方で、お腹の調子は引き続きとても良い状態でした。

身体の状態を確認し、次回も3週間後に来院していただくことになりました。

6回目の施術(3週間後)

6回目の来院時には、日常生活で首の痛みが問題になることはなくなっていました。

ただ、ご本人の感覚としては、

「3週間だと少し長く感じるので、もう少し早い方が良さそうです」

とのことでした。

強い痛みが再発しているわけではありませんが、身体が少し硬くなってくるような感覚を踏まえ、来院間隔についても相談しながら進めていくことになりました。

現在の経過

その後も、身体の状態や日常生活での活動量に合わせて、2〜3週間に一度のペースで来院されています。

現在は首の痛みの訴えもなく、ほかに気になる症状もない状態で過ごされています。

ご本人からは、

「昨年よりずっと元気に過ごせています」

というお話もいただいています。

首すじから肩にかけての痛みをきっかけに来院された方でしたが、現在は症状への対応だけでなく、これからも元気に日常生活を送るための身体のケアを続けておられます。

痛みだけでなく、日常生活で感じた変化

今回、特に印象的だったのは、2回目の来院時にお聞きした旅行中のお話でした。

これまでなら、たくさん歩くと足や肩がひどく疲れ、帰宅後にも疲労が残っていたそうです。

それが今回は、3泊4日の外出でたくさん歩いても疲れをほとんど感じず、帰宅後も普段どおりに家事ができたとのことでした。

また、活動量の多い日に身体の重さや肩の痛みが現れても、以前のように長く引きずらずに過ごせる場面が増えていました。

首の痛みが軽減したことはもちろんですが、こうした日常生活の中での変化も、ご本人にとって大切なことだったのではないかと思います。

院長より

今回の症例で印象に残っているのは、初回の施術後から首の痛みに変化が見られただけでなく、身体全体の軽さや、活動した後の疲れ方にも変化を感じていただけたことです。

特に、3泊4日の外出から帰宅した後も疲れを感じず、普段どおりに家事ができたというお話を、とてもうれしそうにされていたことが印象的でした。

80代になられても、パソコン作業や旅行など、さまざまな活動を楽しみながら生活されている方です。

その一方で、日々の活動による負担が積み重なると、首や肩に痛みが現れたり、身体が重く感じられたりすることもありました。

今回の施術では、痛みのある首だけでなく、足関節、骨盤、胸郭、肩、頭蓋など、身体全体の状態に目を向けながら施術を進めました。

首の痛みをきっかけに来院された方でしたが、施術を重ねる中で、身体の軽さや疲れ方、胃腸の調子など、ご本人が感じる変化は首だけにとどまりませんでした。

今回、特に印象に残っているのは、初回の施術で足関節や尾骨、胸郭、頭蓋など、首から離れた場所にも丁寧に触れていった後、首の痛みに変化が見られたことです。

オステオパシーの施術をしていると、症状のある場所だけを追いかけるのではなく、身体全体の状態に耳を傾けることの大切さを感じる場面があります。

そして何より、ご本人が「身体が軽い」「昨年よりずっと元気」と感じながら、日々の生活を楽しんでおられることを、とてもうれしく思います。

また、施術間隔についても、ご本人の身体の反応や生活状況に合わせて調整していくことが重要だと考えています。

今回は、3週間空けると少し身体が戻るように感じるというお話がありました。こうしたご本人の感覚も大切にしながら、無理のないペースで身体のケアを続けています。

年齢を重ねても、仕事や外出、日々の暮らしをできるだけ自分らしく楽しんでいただきたい。

そのためにも、目の前の痛みだけでなく、日常生活でどのように過ごせているのかにも耳を傾けながら、お一人おひとりに合わせた施術を大切にしていきたいと思います。

首の痛みの原因や、当院でのオステオパシー施術については、こちらのページで詳しくご紹介しています。


※本記事は、当院で施術を受けられた方の経過をご紹介するものです。施術後の変化には個人差があり、同様の症状に対して同じ結果が得られることを保証するものではありません。首の痛みにはさまざまな原因があり、症状によっては医療機関での診断や治療が必要な場合があります。